全村博だより 第89号

9/7(日) 舞台「園原のははき木~源氏物語 帚木 空蝉の巻」

 9月7日、舞台「源氏物語 帚木・空蝉の巻」を上演します。音楽を演奏する伍和在住のユニット羽化連(うかれ)をはじめ、南信州在住のアーティストが多数出演します。この舞台を主催し、脚本・演出、出演もする俳優、野口千英子氏に話を聞きました。

Q.源氏物語と園原に、どんな魅力を感じていますか?

A.源氏物語は1000年にわたり、日本のみならず世界中で読み継がれる世界最古の長編恋愛小説というところが同じ日本人として誇らしいです。様々な女性との関わりの中で光源氏が苦悩し成長していく姿、それぞれの登場人物に感情移入できることが魅力だと思っています。和歌がまた素敵。
 園原は歴史の宝庫で自然も名所もおいしいものも色々ある、宝箱のような地域だと思っています。更に園原を知りたい、そして沢山の方々に知って頂きたいと思います。

Q.この作品は2年前に阿智村で上演しました。2年間でどう変化していますか?

A.新たな登場人物として2人の教師が加わり、授業で源氏物語を扱う形にしたことで、よりわかりやすくなっています。新人教師、多香子の葛藤と成長も見届けて頂ければ幸いです。2年前とは別作品といっても良いくらい、バージョンアップしています!

Q.見どころを教えてください。

A.見どころは何といっても南信州在住の多彩な出演者による多彩な表現です。書やダンスなどのパフォーマンス、映像効果、音楽、香り等、五感で感じられる舞台製作を心掛けました。源氏物語の魅力である和歌も全部で5首(1首は坂上是則の歌)が登場します。
 メッセージは劇の後半でしっかりお伝えさせて頂きます。現役の高校生や教師の皆様にもぜひ見て頂きたい内容です。

チケット発売中!詳しくは全村博のこちらのページから

書道作品展示会【ひとうたの茶席 平安のみやび展】

 大河ドラマ「光る君へ」の題字と書道指導を務めた根本知氏の作品展示会です。12作品を展示します。それぞれの平安貴族の和歌に合わせた掛け軸と、仮名の表現をお楽しみください。また「光る君へ」の題字も展示します。観覧無料です。

  • 開催期間 9月6日(土)~29日(月) ※火曜休館
    • 午前9時30分~午後4時30分
  • 場所 東山道・園原ビジターセンターはゝき木館
  • 共催 源氏物語・帚木プロジェクト委員会 / 阿智昼神観光局

12/7(日)こまんばマルシェ出店者募集

 古民家と旧駒場商店街の通り沿いで開催する「こまんばマルシェ」に出店する方を募集します。

  • 開催日時:12月7日(日) 午前10時~午後2時30分
  • 募集期間:9月16日(火)~10月7日(火)
  • 出店料
    •  一般(飲食、手づくり小物、フリマ他)1,000円
    •  野菜(商品数の半分以上が生野菜の場合)500円
  • ※飲食の出店は必要な営業許可を取得している方に限ります。

8/9 こまんばmAchiミーティング報告

 8月9日、こまんばmAchiミーティングVol4「まちなみを守り育てる」を開催しました。講師は建築家で古い建物調査等も手掛ける北條豊和さんです。
 最初にまちなみを大事にする意義について「町並みは、防犯効果や交流、経済的価値を生み出すと同時に、精神的価値がある。地域の伝統的景色が愛着を生み、記憶に残っていく、ここが大事だと思う」と話されました。
 続いて伝統構法と呼ばれる主に戦前の技法で建てられた建物の耐震について「伝統構法の建物に適した方法で耐震補強すれば十分住める」と、実際の事例を紹介いただきました。
 また全国あちこちの古民家活用方法を紹介し、地域交流の拠点や宿泊施設、カフェ等に利用している事例を話しました。会場からは「まちなみを残したいし、若ければいろいろやってみたいと思うけど、もう若くない。高齢化が進む中でどうしたらと思っている。」といった意見がありました。北條さんは「地元の人だけで支えていくのは限界がある。自分達でやる部分に加えて、借りる人や企業を誘致するなど、頼ることを考える必要がある。そうして全体をコントロールしていくことが重要」と話しました。

8/2・3 阿智村自然体験教室を開催しました

 8月2・3日に東京の私立小中学校の親子自然体験を受け入れ、草木染めと自然観察を行いました。
 草木染め体験では、玉ねぎの皮とヨモギの葉を使って布を染めました。ビー玉と輪ゴムで模様をつけ、オリジナルのハンカチを染め上げました。

 自然観察会は天竜川総合学習館かわらんべの中村貴俊氏を講師に、伍和・上郷の蓮田の周りで行いました。オニヤンマ等のトンボ類、バッタやチョウ、他にタイコウチなどの水生昆虫を捕まえ観察しました。

 参加者は「こんな山の中に来たのも虫を捕まえるのも初めて」「この夏の楽しい思い出を作ることができた」と話しました。

園原オリジナル演劇・出演者募集!

 園原地区に関連する物語や歴史を基にしたオリジナル演劇づくりに取り組みます。9月から練習を開始し、2026年1月に村内で上演予定です。

・対象:小学生から一般
・練習日:参加者の状況も踏まえて後日決定
・演出、講師:二川舞香さん(清内路在住・俳優)
・問い合わせ 全村博物館事務局まで

戦後80年企画「阿智村に残る戦争の記録物」

 戦後80年企画とし、日露戦争~太平洋戦争当時の資料や当時を物語るモノを展示します。

・期間 8月15日~9月30日 9:30-15:30
    金・土・日・月曜日開館(9/1-9/10休館
・場所 古民家つぼや2F(駒場1151)
・入場無料
・展示物:軍服、軍隊手帳、大正時代の地図など

9/13・14「藍のたたき染め体験」イベント開催します

 古民家つぼやの庭で種から育てた「藍」の葉っぱを使って、オリジナルバッグを作ってみませんか。
 庭から自分で摘んできた藍の葉っぱをこすり、布に色を移します。緑の葉っぱの色から、時間の経過とともに青く変わっていきます。バッグは当日お持ち帰りいただきます。

・開催日:2025年9月13日(土)、14日(日)
・時 間:午前9時30分~午後2時30分
・会 場:古民家つぼや(阿智村駒場1151)
・所要時間:1時間(目安)
・参加費:1つ800円(エコバッグor巾着)
・申込み:不要(藍の葉がなくなり次第終了します)

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