智里西地区の園原に、「能楽堂(園原舞台)」があるのをご存知でしょうか。
全村博ではこの能楽堂で、今年度2回の取り組みを実施しました。
4月24日、村内のおすすめスポットを巡る「あちこち博物館」を開催しました。6回目となる今回は、園原・月見堂の隣にある「能楽堂(園原舞台)」が会場です。この舞台は、元々あった古民家を改修して造られたとても珍しい建物です。
観世流能楽師・中家美千代さんをお招きして、園原ゆかりの能演目「木賊」の解説を聞きました。
その後実際に舞台を使って、能の謡と舞を体験しました。
能「木賊」は秋の園原が舞台になっています。
いつか秋の満月の夜に、能楽堂を使って能「木賊」の鑑賞会ができたらと考えています。
10月26日には、阿智第一小学校6年生が能を体験しました。中家先生をお招きして「高砂」の謡や仕舞を教わりました。
なかなか馴染みがない能ですが、参加した生徒たちは興味をもって楽しく体験していました。
この能楽堂を多くの方に知ってもらい活用したいと考えています。
来年度からこの場所を会場に、「能教室」を始める予定です。