全村博だより第93号

「旧銭湯玉の湯」が国登録有形文化財に登録決定
「園原・木賊DAY」を開催しました
「こまんばマルシェ」を開催しました
1/12(月祝) ネガフィルムデジタル化体験
1/15(木)社教研分科会『地域資源研究発表会』
2/15(日)新作演劇『園原絵巻』上演します
白いタヌキの情報が寄せられました
１月の古民家つぼやイベント

「旧銭湯玉の湯」が国登録有形文化財に登録決定

　駒場地区・栄町にある「旧銭湯玉の湯」が『国土の歴史的景観に寄与している』と評価され、国の登録有形文化財として登録されることが決定しました。

　玉の湯は木造2階建てで銭湯部分と座敷部分があります。正確な建築年は不明ですが、1915（大正4）年の写真に建物が写っています。最盛期には1日200人が入浴していたそうです。
　座敷は地域の人々が集う場として使われていたと思われます。銭湯に座敷がついていることは珍しく、地域の歴史を反映しているとして評価されました。

　現在は住民の皆さんと全村博が協力して建物の保存活用に取り組んでいます。2階には昭和レトロな雑貨などを展示し、地域ガイドツアーやこまんばマルシェなどのイベントで内部を公開しています。

←浴槽や、1949（昭和24）年頃のガラス板広告が当時のまま残っている。
　浴槽の中に「差釜」が残っていることも珍しいと評価された。外で薪を燃やし、その煙を差釜に循環させ、浴槽の水を温める仕組み。

←銭湯の入口。外壁の塗り方や窓などが洋風の造りになっていて独自性があると評価された。

登録有形文化財とは

　消滅の危機にある建造物を後世に残そうと1996年にできた制度で、建物の特徴をしつつ改装し、様々に活用できることが特徴。阿智村では上清内路の脇本陣、土佐屋原家住宅が2018年に登録されている。

「園原・木賊DAY」を開催しました

　11/23に智里西・園原地区で園原名産の木賊をテーマにしたイベント「園原・木賊DAY」を開催しました。

←園原ビジターセンターはゝき木館のカフェで開催した「木賊パフェ作り体験」の様子

　園原能舞台では「小さな芸能祭」と題し、チャレンジゆう阿智・能楽教室の皆さんによる成果発表と体験、地元・木賊獅子の演舞と体験が行われました。

　木賊獅子の体験では観客が実際に獅子頭をかぶり「思ったより重い。これをかぶって舞うのはとても大変だと知った」などと感想を話しました。参加者にはこの日から販売が始まった神坂神社特別御朱印 “木賊獅子バージョン” がプレゼントされました。

　園原ビジターセンターでは、園原と木賊の歴史や文化を学ぶセミナーや伍和在住「羽化連（うかれ）」による和楽器コンサート、俳優・山下智子氏による朗読「京言葉で語る源氏物語」が行われました。

「こまんばマルシェ」を開催しました

　12/7に「こまんばマルシェ」を開催しました。根羽村・平谷村・阿智村・飯田市のパン屋さん4店を含む30店が、古民家つぼやや旧駒場商店街などに出店しました。

　駒場区自治会館では阿智中学校吹奏楽部約25名の皆さんによるコンサートが開催され、様々なアンサンブルやソロ演奏が行われました。部員たちの心のこもった演奏を聴いた観客からは『こんなに本格的な演奏を聴けるなんて驚いた。感動した。』といった声が聞かれました。コンサートの最後は、観客も一緒にみんなでクリスマスソングを歌いました。

次回のこまんばマルシェは、2026年3月1日(日)に開催します🌸