全村博だより 第80号

第55回阿智祭 合同文化団体発表会に参加しました

 全村博は2年ぶりに阿智祭に出演し、村内の歴史や豆知識をクイズ形式で紹介する「クイズ!あちこち博物館」を行いました。小・中学生のチーム2つと、会場から飛び入り参加した小学生の兄妹チームがステージでクイズに挑戦しました。会場の皆さんにも挙手で答えてもらいました。

参加した小学生の1人は「第1問の答えを聞いて、小学校の先生たちの発想にびっくりしました。ためになりました。また参加したいです。」との感想を寄せてくれました。

クイズ!あちこち博物館!

今年の阿智祭で実施した「クイズ!あちこち博物館」より、問題!

問1.約70年前、会地小学校の先生たちが、子ども達のために作ったものは何でしょう?

  • ①プラネタリウム
  • ②トランポリン
  • ③映画館

問2.夏に全村博が伍和・大鹿地区で行っているセミの抜けがら調査で、見つかっていないセミはどれでしょう?

  • ①ヒグラシ 
  • ②クマゼミ 
  • ③ツクツクボウシ

社教研分科会報告:古い建物・空き家の保存活用を考える

 11月17日に社教研・自然歴史文化分科会を開催し、宮田村教育委員会の小池勝典さん、宮田村の景観を考える会の天野早人さんから話を聞きました。

 伊那街道の宿場町だった宮田宿では住民と役場職員が協力して古い建物の修復や各種イベントを実施してきました。専門家による調査も実施し、2022年に江戸~明治時代の建物8棟が国の登録有形文化財となりました。天野さんは「宮田宿の活性化が村全体のためになるとの共通認識がある。今後は組織をつくり活用に取り組んでいく」と話しました。

 また清内路空き家の会から、取組み内容や実際に空き家を購入した方の苦労などが報告されました。

1/18(土)宮田宿見学会

自然歴史文化分科会 宮田宿見学会を企画しています。

  • 日時 2025年1月18日(土)午前9時出発予定
  • 宮田宿を解説付きで見学します
  • 詳細は決まり次第お知らせします

第27回熊谷元一写真賞コンクール表彰式

 11月16日、全国から621点の応募があった第27回熊谷元一写真賞コンクールの表彰式が開催され、受賞者29人中13人が出席しました。今年のテーマは「笑顔」で、審査員長の増田今雄氏は『記念写真的な作品が目立ったが、上位の作品には笑顔になる理由が伝わってくるものや一瞬を捉えた力作が並んだ』と講評しました。 

 入賞・入選作品は「熊谷元一写真童画館」併設アートギャラリーで、来年1月27日(月)まで展示中です。観覧無料。

企画展『なつかしい昭和の子ども』

熊谷元一写真童画館では、熊谷元一生誕115年 特別企画展「なつかしい昭和の子ども」を開催中です。 熊谷元一の温かなまなざしで撮影された、子どもたちの写真80点を展示しています。

  • 期間:11月6日(水)〜2025年3月10日(月)
    • 火曜、12/29~1/3 休館
  • 時間:午前9時~午後4時30分
  • 観覧:一般350円、阿智村民100円、中学生以下無料

報告:林業&スウェーデントーチ体験

 愛知県大口町が主催する親子自然体験教室の受け入れを、森林整備や木の利活用に取り組むNPO法人あち森と共同で行いました。親子30人が参加し、浪合地区のヒノキ林で間伐を体験し、のこぎりで木を切り倒しました。

 お昼ご飯には丸太をコンロのように使うスウェーデントーチを体験し、野菜を炙ったり、チョコレートフォンデュを作って楽しみました。

12/1(日)村づくり委員会フェス

こまんばマルシェの日に、村づくり委員会フェスを開催します!

 阿智村で村づくりに取り組む団体が出展し、日頃の活動紹介やグッズの販売をします。

  • 時間:午前10時~午後2時30分
  • 場所:駒場区自治会館2階
  • 出展:伍和の歴史を知る会、阿智黒丑舞保存会、あちっこネクト、阿智村であいプロジェクト、保護猫ボランティア 猫にゃんズ、ほっこり♨あちラジオ、あちたね
  • 主催:村づくり委員会フェス実行委員会、阿智村

こまんばだより

12/1(日)こまんばマルシェを開催します!

 移動純喫茶、五平餅、フルーツサンド、野菜、手づくり雑貨など27店舗が出店します。また、阿智中学校吹奏楽部のコンサートと、阿智第一小学校3年生の学習発表も行われます。地元駒場の手づくりイベント、こまんばマルシェにぜひお越しください。

  • 時間 午前10時~午後2時30分
  • 場所 古民家つぼや、亀屋、駒場区自治会館 他

駒場区自治会館1階にて

  • 午前11時~ クリスマスコンサート ▸阿智中学校吹奏楽部
  • 午後1時~ 中馬街道学習発表 ▸阿智第一小学校3年生
報告:10/20 秋の夜長の木賊講座

 10月20日、観世流能楽師の坂井音晴先生と中家美千代先生をお招きし、園原能舞台で木賊講座を開催しました。

 園原が舞台になった能「木賊」の物語の解説をして頂きました。今回は特別に、能装束の着付けを実際に目の前で実演して頂き、能装束や能面を詳しく解説をして頂きました。そして、その能装束を身につけたまま「半蔀」を舞って頂きました。

 また、能「木賊」の【父が生き別れた子の想い伝える】、物語のクライマックスの部分を先生方に連吟して頂きました。秋の夜長にふさわしいとても幽玄な講座になりました。園原能舞台を活用して、色々な芸能イベントを開催していきたいです。

「クイズ!あちこち博物館」の答え

問1の答え:①プラネタリウム(星座盤)

 阿智村出身の写真家・童画家の熊谷元一は、小学校の先生でもありました。

 元一ら学校の先生達で作ったこの星座盤は、ベニヤ板の円盤に穴をあけ教室の天井に取り付けられました。

 星座や星の明るさがわかり、紐を引っ張ると円盤が回り、季節ごとの星座が出てくる力作でした。

問2の答え:②クマゼミ

 全村博では夏にセミの抜けがらを集めて、種類ごとに数を記録しています。抜けがらはセミがここに住みついている証拠になります。

 これまでに大鹿地区の調査ではヒグラシ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシ・ニイニイゼミが見つかっています。

 クマゼミは西日本にいるセミで近年、東日本に生息域が広がっています。飯田市でも成虫が見つかっていますが、抜けがらは
まだ見つかっていません。阿智村では春
日地区で鳴き声が確認されました。

 今後も調査を続けますので、ぜひ一緒にやりましょう!

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